2008年6月28日土曜日

第32回 KJ法経験交流会 14日プログラム 感想(7) 政府への提言

第32回 KJ法経験交流会、初日の自己紹介の続きである。

ある女性は、川喜田二郎氏のファン(?)で、講演会のおっかけをしていた、という話をした。KJ法がなかなか理解されない、ということで、川喜田氏が「そんな簡単にわかってたまるか! KJ法は21世紀になってやっと理解されるんだ」と意気軒昂に語ったエピソードなどを話す。更に、KJ法を行う仲間で、もっと政府に提言すべき、と皆に呼びかけた。

それに対して、昭和7年生まれの人が、昔、実際に政府に提言を行ったのだ、と返す。川喜田氏との付き合いはカレコレ40年で、久しぶりに会いに来たのだが・・・と語る。肝心の川喜田二郎は、この会にはいない。高齢のため、出てこれないのだ。

私は、思う。政府に提言など、無駄である。

政治家はKJ法が使えない、という話を以前、川喜田二郎の奥さん、喜美子夫人が語っていた。

なぜ政治家がKJ法が使えないかというと、KJ法はボトムアップの手法だからである。政治家は、自分が思い描く方向に物事を進ようとする。だから、民衆の意見を謙虚に聞き、取り入れようとするKJ法の思想と相反するのだ。

重要なのは、政府に提言することではない。世界を変えることである。

注: 本内容は、発表内容に対する議事録ではありません。文責はすべて本ブログの筆者にあります