2008年6月27日金曜日

第32回 KJ法経験交流会 14日プログラム 感想(6) マインド・マップ

第32回 KJ法経験交流会、初日の発表プログラムは全て終了となり、自己紹介となった。

旧知の人も多々いるが、一人ひとり、話をしていく。この時、KJ法の野外セミナー「移動大学」と呼ばれる活動があった頃から勉強されている方がこんな事を言った。

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私はコンサルティング会社に勤めているのですが、最近、トニー・ブザンさんのマインド・マップというのが流行っていて本屋に行くと山積みになっていたりします。それを見ると、私は悔しくてしょうがありません。

彼がこんなに有名になる前、私の会社にブザンさんが来られて、マインド・マップを見せてくれたんですが、その時、私は彼に、私も同じようなことをしていますよ、と言ってKJ法の「花火」を見せたんです。

彼は、ビックリしていましたが、今から思えば、KJ法の「花火」だって、もっと流行らせることができていたと思う。

大変、悔しいです。

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実際、彼の云うとおりで、KJ法をきちんと学んでいる人々の間では、マインド・マップというのが最近知られるようになった際、これはKJ法の花火(正式名称「探検ネット」)じゃないのか!?と随分不審がられていた。

トニー・ブザン氏のマインド・マップには、マインド・マップのルールがあり、商標登録されているらしいから、それはもうしょうがない。しかし、先駆的に同じようなことをしていた川喜田二郎氏の活動内容については、あまり取り上げられることがなく、まるで逆輸入のようになってしまった。

日本人として、とても、とても、残念である。

注: 本内容は、発表内容に対する議事録ではありません。文責はすべて本ブログの筆者にあります