2008年6月24日火曜日

第32回 KJ法経験交流会 14日プログラム 感想(3) 6ラウンド累積KJ法


第32回 KJ法経験交流会、二番目の発表者のテーマは「社会福祉実習生のとまどい」。前回までのKJ法経験交流会や、KJ法学会などで発表されているシリーズものであり、その5ラウンド目である。

5ラウンド目というのは、KJ法には6ラウンド累積KJ法というのがあり、その5番目という意味である。

6ラウンドは次のような構成になっている。
  1. 問題提起ラウンド
  2. 状況把握ラウンド
  3. 本質追求ラウンド
  4. 構想計画ラウンド
  5. 具体策ラウンド
  6. 手順化ラウンド
問題解決では、KJ法を一回行っただけで解決できる場合もある。しかし、込み入った案件などであれば、幾度か繰り返した方が良く、6ラウンド累積KJ法は、その中でも代表的なパターンである。

今回の発表者の前回までの内容を詳細に覚えていた訳ではなかったのだが、どうも今回は、前回との整合性がとれていないのではないかと思える部分があったので質問をしてみた。

すると、やはりその部分は、前回までの内容できちんと明示されたものではなく、具体策を考える場面になってどちらかといえば、唐突に、出現したものであるらしかった。

KJ法の良さの一つは、思考の流れが可視化されているため、そうしたことがちょっと見ただけでわかることにある。傍目八目(おかめはちもく)、つまり本人以外の人だと余計に気づきやすくなる。

いずれにしても、問題の根本原因の全体像について、(頭の中ではある程度意識されていたとしても)KJ法によってきちんと突き詰められていないのに具体策が提示されてしまっているわけであるから、手順としては合理的ではない。

もっともご本人もそのことは自覚されていたようであり、そこがまた人間の面白いところである。

この話は、次に続きます・・・

注: 本内容は、発表内容に対する議事録ではありません。文責はすべて本ブログの筆者にあります